BegieAde ～嘘と報復のリリック～

呪われた女性騎士が堕ちていく……重厚感あるストーリーが魅力のエロRPG

戦闘エロや敗北イベントが中心のストーリー型エロロールプレイング

エロとストーリーが調和したライトだがヘヴィでもある同人エロゲ

『BegieAde ～嘘と報復のリリック～』。惑星パンデミックさんの作品で、編集時点で 2 が存在します。つまりは前作にあたるのが本作です。『エロはもちろんだけど、ストーリーも楽しみたいよね』というコンセプトがあります。そのため、ストーリー面にも重心のおかれた作品です。物語には伏線も多く、それを回収していく丁寧なストーリー展開が魅力です。

ある日、盗賊たちが王国の砦を襲撃。しかし、テレザ率いる王国の小隊が予想外の早さで砦を取り戻します。その際、捕らえた盗賊のリーダーを搬送中。そこで謎の少女が現れます。この少女は淫魔を名乗っており、テレザに復讐心を抱く盗賊に力を与えました。その力で魔物をコントロールして村を襲いはじめます。テレザは降伏を余儀なくされ、凌辱されます。その後、テレザは監禁されますが、そこに再び淫魔の少女が現れます。
カギを握るは「欲喰いの魔本・ベギーアデ」。テレザの運命いかに……。という感じの導入です。

立ち絵とアニメーションを組み合わせたエロRPG、戦闘はコマンド式の設計

この同人エロゲーは、アニメーションの動きのある立ち絵が特徴です。通常時や戦闘時も立ち絵は常に動きます。主人公の状態によって表情や服装が変化する細かな演出が施されています。戦闘自体はシンプルなコマンド式のフロントビュー戦闘。画像のように戦闘エロがあります。難易度は3種類から選択が可能。サクサクと進めたい人でも、じっくりと鑑賞したい人でも、自分のペースで楽しむことができます。

システムとして、エロステータスはあります。ちょっとシンプルなレイアウトですね。様々な経験の記録を閲覧することが可能です。

戦闘エロと敗北イベントが中心。淫語シチュエーションも。

立ち絵の差分が豊富で、戦闘中でも動き、テレザの状態によって服が破けたり、顔を赤らめたりと、細かな演出が施されています。イベントシーンの一枚絵の質も高い。マップ移動時の立ち絵。「淫欲化」の呪いによる上昇していく淫欲度。戦闘エロ等がメインである以上、凌辱シチュエーションがメインになります。

凌辱＆快楽堕ちシチュエーションが好きな方には刺さります。また戦闘エロスキーにも刺さると思います。
好きでしょう？拘束技がね！

ストーローとエロとコンセプトのバランスがとれた同人エロゲーです

ストーリーを読ませようとすると、実用性が壁になりやすいです。つまりはエロまでの道が遠くなりがちです。それ故に、エロの中心を戦闘に持ってくるという選択をされたのかな？と感じました。そうすることで、ストーローとエロの両立を実現しています。そのため、軽いく、そして重いみもある作品です。そのため、幅広い方におすすめできる作品になっています。ただし、シチュエーションは戦闘エロに比重を傾けるとバランスよりも偏りが出ます。そこはシチュエーションの好みに「陵辱」が刺さる人におすすめですが、苦手な方は要注意です。広げるべき部分と狭めるべき所はあるので、上手に設計された作品です。